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バンクーバーに移住してかれこれ14年。ひょんなことから、パティシエになりました。日々のできごと、料理、もちろん、スィーツの紹介。


by ralamartin
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私たちにできること

昨日の夜、Liliaさんのブログ(←クリックすると、その記事にリンクします)を読んでいて、歯がゆい気持ちでいました・・・。


悪徳ブリーダーに関する記事なのですが、こんなにヒドイ人たちがこの世の中にいるなんて・・・自分達の欲で、お金欲しさに罪の無い動物達にこんな残酷なことをするなんて・・・。100匹近い犬と猫を狭いケージに閉じ込めて、フンや尿は垂れ流し、ろくに餌も与えず、そして水までも!水飲まへんかったら、人間だって死ぬだろ!もう、これは、犯罪です。許せません。でも、日本にはこういう動物を愛護する機関が無いのでしょうか?こちら、カナダでは、行政が絡んでくるので、こういうブリーダーが見つかると、速攻、厳罰を受けます。免許も取り消し。

日本にもそういう機関が行政と協力してできないものかなと思い、カナダでのSPCAは誰が始めたのかなと思って調べてみました。こちらご覧ください。1869年にケベック州のモントリオールで設立されたらしい。始めの頃は、時代が時代ですから、“働く馬”に対する扱いを改善しようというものでした。まだ、車よりも馬車が主流の時代ですから、必要以上に鞭を打って走らせたりしてたのかな(今も昔もスピード狂はいたのですかね、馬車、車に限らず)。荷物の乗せ過ぎとかも・・・。モントリオールでは、馬の扱いは飛躍的に改善されよかったようです。それを皮切りに、飼い犬、Cock Fighting(雄鶏を戦わせて、見る娯楽)、そして野鳥を撃ち殺す規制にまで発展したようです。

誰かが、小さいことからでも始めないと、こういう惨い事件はなくならない・・・。今日、職場でも、CさんやT子どんに “私たちに何ができるかな・・・” と話し合いました。行政が介入して、法律を作ってもらうこと。人道に外れるようなことをした人は、即刻、免許取り消し、そして厳罰を与えるべき。でも、でも、それでも、隠れて悪いことをする人はいるから、やはり、教育なんですよ。私たち一人一人が、動物だって人間のように感情がある生き物、幸せに生きる権利があるということをしっかり理解すること。カナダでは、その辺のメンタリティーがちゃんとできているので、近所で虐待されてる動物がいたら、速攻、誰かがそういう動物を愛護する機関に通報します。そして、そこの人が家に来て調べるようです。結構、厳しいと思います。T子どん、いとこの犬を家で預かったとき、最初の日、犬が尋常じゃないほど泣いていたらしく・・・近所の人が動物愛護機関に「あそこの家で、犬が普通ではないくらいに啼いていた。虐待を受けているかも・・・」と通報を。翌日、機関の人が調査に来たそうです。周りも、極端ではないにしろ、飼い主に対して目を光らさないと・・・。ボーダーラインが難しいですけど、人間として明らかに「これ、おかしいだろ!」ということは、目をそらさないことです。でも、それを受け止める、国とか都道府県の機関ができないと、こういう非道な輩は退治できません。

カナダでこういう動物を愛護する機関があっても、悪いことをする人はあとをたたないらしく・・・それを取り締まる人員が不足しているというのが現状のようです。

でも、ここで、諦めては、何も先に進まないので、個人でも、小さいことからやっていくべきだと思います。まず、ワタシなら、うちのラムちゃんとマーティンを弛みなく愛して、病気をしたら介護して、最期を看取ることです。動物を虐待している人がいたら、通報、または直接言う。

今日から、2ドル、あるいは5ドル貯金をして、今度、日本に行くときに、「NPO法人 ペット里親会」(←クリックすると、リンクします)に寄付します。あと、ウェディングケーキとかプライベートで作ったときには、その10%を寄付用に貯金だ!たいした額にはならないかも知れないけど、ちょっとでも活動の足しになればと思います。

ワタシにできることなんて、小さいです。でも、こういう小さい事を一人、そしてまた一人・・・と繋げていったら、大きいものになるんじゃないでしょうか!

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うちのラムちゃん、マーティンも訴えております!


Fumi
by ralamartin | 2010-01-16 13:41 | 姫と若