グラブラックス Gravlax
2013年 01月 20日
貧乏性だから、暇がつらい!
暇ほどつらいものはこの世にございません!
会社のセールスの子に
『暇すぎておもしろくないーっ!つらい!』
と言うと、
『Fumi,1月なのよ。ゆっくり出来るときにゆっくりして。』
と言われたけど・・・
暇すぎて死にそうと言っておきました。
もちろん、あきれてました。
ま、来週からシカゴ&NYだし、それから帰ってきたら忙しくなっているでしょう。
今は充電充電。
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さて、話は本題に戻し・・・・
ずいぶん前の話なのですが・・・
クリスマスにハフ王からサーモンを1匹いただいたので、お隣のノルウェー出身のバイキングさん(仮名、市原さんの旦那さん)のために、グラブラックス(Gravlax)を作りました。
日本ではあまり見かけないかな?
スモーク・サーモンは有名ですが、グラブラックスはスモーク・サーモンではありません。
いわゆる、キュアード・サーモン(Cured Salmon)で、塩と少しの砂糖でマリネというか漬けたサーモン。
スカンジナビア諸国の料理です。
好みで、ディル(ハーブ、オレンジ、レモン、ライムなどのシトラス系、ホースラディッシュとかビーツを混ぜ込んでマリネしたりします。
日本の漬物が野菜なら、スカンジナビアはサーモン?
日頃食べるものを食料が取れない冬に向けて保存する、それが目的だったんだよね~。
日常食品らしい、あちらでは。
ピンク・サーモンで作りました。
ちょっと小ぶりでSockeye(紅鮭)よりも淡いピンク。
いただいたサーモンは、クラブがご用達してるサーモンおじいちゃんのところから。
ここのサーモンが私が今まで見た中で一番質が良い。
バンクーバーの良いレストランは大体ここのサーモンを使ってるらしい。
さて、いただいたサーモンはもちろんフレンチーにさばかせました(笑)。だって、手が生臭くなるから~
さばいたものに塩、砂糖、ディル、レモン・ゼスト、ブラック・ペッパーとコリアンダーの砕いたものを混ぜたものをサーモンに乗せます。
冷蔵庫に丸一日入れます。
次の日
浸透圧でサーモンからかなりの水分が出ております!
これでまだでき上がりではございません。
これを今度はひっくり返して、身のほうを下にします。
今度は重石(お皿)を乗せてみました。
コレをまた一晩漬け込みます。
そして次の日にサーモンを取り出し、ペーパータオルとかで余分な水分を軽く拭き取って、出します。
口の中に入れたとき、ちょっと塩気が強いような気がしましたが、食べていると美味しいサーモンの味が口の中に広がり、そこからディルとレモンのコラボ~ブラボ~
この日は、お隣の市原さんとバイキング、テナントのJF君、私たち夫婦で一日早めのニューイヤー・イブ・ディナーをしました。
スナック料理でお酒と一緒に2012年最後の集まり。
主役はやはりグラブラックス。
バイキングさんも大喜びで美味しい美味しいと食べてくれました。
あまり魚は好きでない市原さんも沢山食べてくれました。(だから、市原さんの夫のバイキングさん、日頃魚をあまり食べられないのです~)
グラブラックスは初めてというJF君、『俺はグラブラックスはあまり好きじゃないから食べない!』と豪語していたフレンチーも『美味しい美味しい!』といってバクバク食べてました。
やっぱり、食材が良いからだと思います。
時間はかかりますが、プロセスは至って簡単なので、機会があったら作ってみてくださいね♪
レシピ
グラブラックス Gravlax
サーモン半身
白こしょう、荒く砕いたもの 小さじ1
黒こしょう、荒く砕いたもの 小さじ1
コリアンダー・シード、荒く砕いたもの 小さじ1
コーシャー・ソルト(あら塩でもOK) 大さじ2
グラニュー糖 小さじ2(10ml)
レモン・ゼスト 1個分
ディル、荒切り 量は好みで。私は1ハンドフルくらい入れました
Fumi