ニューヨーク旅行記3 Eleven Madison Park
2012年 02月 16日
今回のニューヨーク旅行の最大の目的
それは
あの
憧れの
Eleven Madison Park Restaurant(イレブン・マディソン・パーク:リンク)
へ行って食べること!
そのきっかけっていうのが・・・
ハフ王がオフィスにとあるクッキング・ブックを置いてて・・・
普段ならクッキングの本なんて気にも留めないワタシが
なぜか
『シェフ、これ見ていいですかー?』
って聞いてぺらぺらと見ていたら・・・
料理のなんと美しいこと!
完全に見入ってしまい、美味しそうな料理たちに一目惚れ
誰の本かな~と思ってみてたら、ニューヨークにある、Eleven Madison Park Restaurantというレストラン。
『ここの料理を食べてみたい!』
と思って、急遽行くと決めたのです。
人気のあるレストランだったので、予約が取れるか心配だったのですが・・・
1人だし、ランチは何とか取れました
さて、当日。
普通なら、レストランに行く前に何かアクティヴィティーをやっていくのですが・・・
もう、この日はこのレストランにかけていたので、行く前から疲れて、食欲が減ったら困るので、部屋でゆっくり休んで、テレビを見たり、本を読んだり、はたまたゆっくりシャワーを浴びて、とにかくリラックスをしました。
そして、予約の時間の12時15分にレストランに着きました。
中へ入ると、ワタシを名前で呼ぶのですが・・・それに付け加えて
『シェフをしている方ですね。ようこそ!後でキッチンにもご案内いたしますね。』
ワタシの心の中:『え?な、な、なんでワタシがシェフ・パティシエをしてるって知ってるの?そんなの、言ってないし、あれ?あれ?あれ?』
と思いながら、テーブルへと案内されました。
とにかく天井が高くって、スペースがすごく広く感じました。
インテリアのデザインも、凝りすぎず、シンプルでエレガント。
一目で雰囲気も気に入った!
ランチだけど・・・
もちろん、テイスティング・メニュー
メニューもこんな感じでとてもシンプル。
とにかく素材にこだわってるようだから、最初から余計なことをお客様に吹き込みたくないのでしょう。
とにかく、使う素材だけ書いてある感じ。
まずはシャンペーンで一人乾杯~
雰囲気に一人で酔ってたら、シェフ・ジャケットを着た若い少年が、アミューズのグジエールを持って来ました。
グジエールとは、シュー生地にスイスのグリュエーレ・チーズを入れてやいたもの。
素朴な味だけど、グリュエーレのうまみがうまくでてて、とてもおいしいの~♪
次のアミューズ
Chicken Veloute with Parsley Oil, Liver Mousse and Brioche (チキンのヴォルーテ、パセリオイル、チキン・リバーのムースとブリオッシュ)
ヴォルーテとは、ストック(だし汁、この場合はチキンのだし汁)にルーでとろんとさせたものにクリームが入ったスープみたいなもの。
チキンの臭みじゃなくて、味わいがしっかりしてて、味付けも完璧!
思わず『うぅーーん!』と唸ってしまったほど美味しかった。
トーストしたブリオッシュにチキン・リバー・ムースが乗ったのも美味!
Yogurt and Chick Peas Lollipop with Curry; Panisse with Yogurt(ヨーグルトとヒヨコ豆のカレー風味のロリポップ、パニセット
さっきの温かいヴォルーテの後に、このペロペロ・アイスキャンディーのような冷たいものとの反動がなかなか良かった。
Smoked Sturgeon Sabayon with Chive Oil(スモーク・スタージェンのサバヨン、チャイブ・オイル)
ふわっとしたサバヨンを口に入れると、優しく広がるスモーキーな味が印象的な一品でございました。
とってもシンプルな見かけですが、味わいは最高!
ワインはソムリエさんにお任せしました。
舞い上がってて、名前は覚えておりません
Clam Chowder, Clambake with Chorizo, Apple, and Poteto(クラム・チャウダー、チョリゾ・ソーセージ、アップル、ポテト)
スープがこの土瓶みたいなのに入っています。
それをおちょこみたいなので飲みます。
そして、横にあるガーニッシュみたいなのを飲みながら食べます。
どれもこれも、繊細な味がしてGood
磯の香りがして、実家の近くにある海を思い出したよー。
このお料理故郷を思いながら浸って食べてると、次はキッチンへ案内してくださるとのこと。
やったー!Eleven Madison Park Restaurantのキッチンが見れるー!
ちょっとうきうきしながら、案内してくださるマネージャーの方に着いていきました。
このときに、チャンスだ!と思い、
『実はこのレストランでスタジエをさせていただきたいと思ってレジュメを送ったのですが・・・返事がなかったのですよ・・・。ま、クリスマスの忙しい時期に送ったからかもしれませんが・・・。だから、せめて、ここの料理を食べに来よう!と思って、今回休みが取れたので来たんですよ。』
と言うと、
『そうなのですか。おかしいですね・・・。大体、お返事は差し上げるのですが・・・。誰に送りましたか?』
と聞かれたので、
『ペーストリー・シェフの方です。』
と言うと、
『そういうことは、アシスタント・シェフが取り仕切ってます。あとで、彼女の名刺を差し上げます。申し訳ありませんでした。』
なんておっしゃるではないですか!
すごいー!
こんなちゃんとしてる会社というかレストラン、初めて見たよー!
この間のGramercy Tavernと同じオーナーさんのレストラン。
やっぱり、ポリシーがちゃんとあるんかな~と関心してしまいました。
キッチンに行く途中にサーバーさんたちが働いてるパントリーみたいなところを通るのですが、このスペースの広いこと!
一つ一つのお料理の写真もちゃんと貼ってあって、とても綺麗に整然としてて、『このレストランは、サーバーもリスペクト(尊敬)されてる!』と思いました。
キッチンの中は入れず、端っこから見るという感じでした。
『何人、ランチ・サービスに働いていらっしゃいますか?』
と聞くと
『40人です。』
とのこと。
すごいー!
うちのクラブのキッチン・スタッフ全員入れても40人もいないよー!
見ているあいだに、ペーストリー部門で働いている女の子がカクテルを作ってサービスしてくれました。
Pomegranate and Apple Cocktail(ポムグラネットとリンゴのカクテル)
このまん丸のものは、液体ニトロジェンで作ったポムグラネットのアイスクリーム。
外がカリッとしてて、中は柔らかくて、とても舌触りのいいアイスでした。
カクテルも美味しかった~
さて、テーブルに帰ると、パンが運ばれてきてました。
こんな風に、布の中に入ってるの。
カントリー風やな~。
でも、なぜかお上品
さくさくした、クロワッサン系のパンでした。
いうまでもなく美味。
Puntarella Salad with Anchovy, Lemon, Pain aux Herbes and Garlic Confit(プンタレラ・サラダ、アンチョヴィー、レモン、ハーブ風味のパン、ガーリックのコンフィ)
Foie Gras Smoked Terrine with Black Truffle, Poteto and Rye(フォアグラのスモークしたテリーヌ、黒トリュフ、ポテトとライ麦)
うわぁ~こう来るか!なんて独り言を言いながら無心に食べてました。
Cauliflower Roasted with Rasisins、Brown Butter, Almonds, and Curry(ローストしたカリフラワー、レーズン、ブラウン・バター、アーモンド、カレー風味)
肉肉女のワタクシ、日頃、野菜はまず食べないのですが・・・
『これはめちゃめちゃ美味い!』
と喉を唸らせたほど美味しかった。
スパイス系もわがままを言うと好きではないので、カレーもあんまり食べへんしー(あくまで、わがままを言うとだけどね)。
でも、これは、このコースの中で1,2を争う美味しさだった。
ここで、ワイン。
今回は2種類入れてくれました。
ご、ご、ご、ごめん・・・
なんやらのどこやらの珍しいワインらしいが・・・
名前が覚えられへん・・・。
Lobster Poached with Burnt Leeks, Bay Leaf, and Meyer Lemon(焦がしたポワロー、ローリエとマイヤー・レモンでポシェしたロブスター)
ポシェ加減、完璧!
この黒いのは、イカ墨をパンに吸わせてドライにさせたものを砕いたような味がした。
考えるよね~。
Squab Roasted with Beets, Onion, and Chocolate Jus(ローストしたスクワブ、ビーツ、玉ねぎ、チョコレートを少し入れたソース)
お肉の焼き加減はもちろんのこと、このチョコレートを少し入れたソースととてもマッチ。
美味しすぎるー。
この赤いビーツのピューレがこれでもか!っていうほど滑らか~。
ブラボー
Triple Creme, Varietions with Pumpkin and Apple(チーズ・コース)
Egg Cream, Orange, Cocoa Nibs, and Seltzer(エッグ・クリームという飲み物)
目の前でこういう風にしてサーバーさんが作ってくれました。
すごく手際がよくって素晴らしい!
Cheese Cake, Cranberry and Lime Crunble(チーズ・ケーキ、クランベリーとライム・クランブル)
Chocolate Mousse with Malt Sorbet, Olive Oil and Meyer Lemon(チョコレート・ムース、モルト・ソルベ、オリーブオイルとマイヤーレモン)
んー。ムースは味を濃厚にするために、ディハイドレイト(乾燥)してるのかな?
えらい甘くて濃厚だった。
やっぱり、ムースは口当たりを楽しむデザート。
滑らかじゃないとな~というのがワタシの意見。
ソルベとかは美味しかったよ。
デザートを食べ終わって、コーヒーとミニャディーズ(コーヒーと一緒に食べる小菓子)
左のは何か忘れた・・・右のは黒トリュフのチョコレート・トリュフ
エスプレッソを飲みながら、
『あー、来てホントに良かったよ~』
って思ってると
な、な、なんと、Eleven Madison Parkのシェフのダニエルさん(Daniel Humm)がワタシのテーブルのほうにテクテクと歩いてこ来られるではないですか!
『え、うそ!うそ!』
なんて思ってると、
『いかがでしたか?』
と話しかけてくださいました。
日頃はシャイなワタシですが、美味しいものを食べてとても幸せな気分だったというのもあるのでしょう、喋る喋る
『とーっても幸せ!今回のNY旅行の最大の目的は、このEleven Madison Park Restaurantへ行って食べることだったんです!私はこちらの11月に発売された料理の本を見て以来、ここで食べてみたいとずっと思っていたんです。だから、夢が叶ってホントに嬉しい!』
『どこから来たんですか?』
『カナダのバンクーバーからです。』
『おー、そんなに遠いところから。』
『あ、でも、飛行機で5時間くらいなので、何てことないです。でも、ホントに美味しかった!私はここに来るまで、ワタシが世界で一番好きなレストランは、フランスのアルザス地方、コルマーにある、30年以上もミシュラン三ツ星を維持している、Auberge d'illだと思ってましたが、今日でそれはこのレストランに変わりました!とても繊細で、軽くて、モダンで、でもクラッシックも忘れていない、そんなここの料理が好きです。ホントに素晴らしかったです!ありがとうございました!』
と言いました。
シェフもこんな熱い客はいないのか、嬉しそうに『ありがとう』と言って、去っていかれました。
まさか、シェフにあって話せると思ってなかったのでホントに嬉しかった!
帰りに、アシスタント・シェフの名刺もちゃんとくれました。(マネージャーさん、忘れてるんじゃないかな~って思ったけどちゃんと覚えてたよービックリ)
このレストランは、料理もさることながら、サービスもとても素晴らしいレストランです。
いいな~やっぱり、ニューヨーク!
I Love NY!
Fumi
それは
あの
憧れの
Eleven Madison Park Restaurant(イレブン・マディソン・パーク:リンク)
へ行って食べること!
そのきっかけっていうのが・・・
ハフ王がオフィスにとあるクッキング・ブックを置いてて・・・
普段ならクッキングの本なんて気にも留めないワタシが
なぜか
『シェフ、これ見ていいですかー?』
って聞いてぺらぺらと見ていたら・・・
料理のなんと美しいこと!
完全に見入ってしまい、美味しそうな料理たちに一目惚れ
誰の本かな~と思ってみてたら、ニューヨークにある、Eleven Madison Park Restaurantというレストラン。
『ここの料理を食べてみたい!』
と思って、急遽行くと決めたのです。
人気のあるレストランだったので、予約が取れるか心配だったのですが・・・
1人だし、ランチは何とか取れました
さて、当日。
普通なら、レストランに行く前に何かアクティヴィティーをやっていくのですが・・・
もう、この日はこのレストランにかけていたので、行く前から疲れて、食欲が減ったら困るので、部屋でゆっくり休んで、テレビを見たり、本を読んだり、はたまたゆっくりシャワーを浴びて、とにかくリラックスをしました。
そして、予約の時間の12時15分にレストランに着きました。
中へ入ると、ワタシを名前で呼ぶのですが・・・それに付け加えて
『シェフをしている方ですね。ようこそ!後でキッチンにもご案内いたしますね。』
ワタシの心の中:『え?な、な、なんでワタシがシェフ・パティシエをしてるって知ってるの?そんなの、言ってないし、あれ?あれ?あれ?』
と思いながら、テーブルへと案内されました。
とにかく天井が高くって、スペースがすごく広く感じました。
インテリアのデザインも、凝りすぎず、シンプルでエレガント。
一目で雰囲気も気に入った!
ランチだけど・・・
もちろん、テイスティング・メニュー
メニューもこんな感じでとてもシンプル。
とにかく素材にこだわってるようだから、最初から余計なことをお客様に吹き込みたくないのでしょう。
とにかく、使う素材だけ書いてある感じ。
まずはシャンペーンで一人乾杯~
雰囲気に一人で酔ってたら、シェフ・ジャケットを着た若い少年が、アミューズのグジエールを持って来ました。
グジエールとは、シュー生地にスイスのグリュエーレ・チーズを入れてやいたもの。
素朴な味だけど、グリュエーレのうまみがうまくでてて、とてもおいしいの~♪
次のアミューズ
Chicken Veloute with Parsley Oil, Liver Mousse and Brioche (チキンのヴォルーテ、パセリオイル、チキン・リバーのムースとブリオッシュ)
ヴォルーテとは、ストック(だし汁、この場合はチキンのだし汁)にルーでとろんとさせたものにクリームが入ったスープみたいなもの。
チキンの臭みじゃなくて、味わいがしっかりしてて、味付けも完璧!
思わず『うぅーーん!』と唸ってしまったほど美味しかった。
トーストしたブリオッシュにチキン・リバー・ムースが乗ったのも美味!
Yogurt and Chick Peas Lollipop with Curry; Panisse with Yogurt(ヨーグルトとヒヨコ豆のカレー風味のロリポップ、パニセット
さっきの温かいヴォルーテの後に、このペロペロ・アイスキャンディーのような冷たいものとの反動がなかなか良かった。
Smoked Sturgeon Sabayon with Chive Oil(スモーク・スタージェンのサバヨン、チャイブ・オイル)
ふわっとしたサバヨンを口に入れると、優しく広がるスモーキーな味が印象的な一品でございました。
とってもシンプルな見かけですが、味わいは最高!
ワインはソムリエさんにお任せしました。
舞い上がってて、名前は覚えておりません
Clam Chowder, Clambake with Chorizo, Apple, and Poteto(クラム・チャウダー、チョリゾ・ソーセージ、アップル、ポテト)
スープがこの土瓶みたいなのに入っています。
それをおちょこみたいなので飲みます。
そして、横にあるガーニッシュみたいなのを飲みながら食べます。
どれもこれも、繊細な味がしてGood
磯の香りがして、実家の近くにある海を思い出したよー。
このお料理故郷を思いながら浸って食べてると、次はキッチンへ案内してくださるとのこと。
やったー!Eleven Madison Park Restaurantのキッチンが見れるー!
ちょっとうきうきしながら、案内してくださるマネージャーの方に着いていきました。
このときに、チャンスだ!と思い、
『実はこのレストランでスタジエをさせていただきたいと思ってレジュメを送ったのですが・・・返事がなかったのですよ・・・。ま、クリスマスの忙しい時期に送ったからかもしれませんが・・・。だから、せめて、ここの料理を食べに来よう!と思って、今回休みが取れたので来たんですよ。』
と言うと、
『そうなのですか。おかしいですね・・・。大体、お返事は差し上げるのですが・・・。誰に送りましたか?』
と聞かれたので、
『ペーストリー・シェフの方です。』
と言うと、
『そういうことは、アシスタント・シェフが取り仕切ってます。あとで、彼女の名刺を差し上げます。申し訳ありませんでした。』
なんておっしゃるではないですか!
すごいー!
こんなちゃんとしてる会社というかレストラン、初めて見たよー!
この間のGramercy Tavernと同じオーナーさんのレストラン。
やっぱり、ポリシーがちゃんとあるんかな~と関心してしまいました。
キッチンに行く途中にサーバーさんたちが働いてるパントリーみたいなところを通るのですが、このスペースの広いこと!
一つ一つのお料理の写真もちゃんと貼ってあって、とても綺麗に整然としてて、『このレストランは、サーバーもリスペクト(尊敬)されてる!』と思いました。
キッチンの中は入れず、端っこから見るという感じでした。
『何人、ランチ・サービスに働いていらっしゃいますか?』
と聞くと
『40人です。』
とのこと。
すごいー!
うちのクラブのキッチン・スタッフ全員入れても40人もいないよー!
見ているあいだに、ペーストリー部門で働いている女の子がカクテルを作ってサービスしてくれました。
Pomegranate and Apple Cocktail(ポムグラネットとリンゴのカクテル)
このまん丸のものは、液体ニトロジェンで作ったポムグラネットのアイスクリーム。
外がカリッとしてて、中は柔らかくて、とても舌触りのいいアイスでした。
カクテルも美味しかった~
さて、テーブルに帰ると、パンが運ばれてきてました。
こんな風に、布の中に入ってるの。
カントリー風やな~。
でも、なぜかお上品
さくさくした、クロワッサン系のパンでした。
いうまでもなく美味。
Puntarella Salad with Anchovy, Lemon, Pain aux Herbes and Garlic Confit(プンタレラ・サラダ、アンチョヴィー、レモン、ハーブ風味のパン、ガーリックのコンフィ)
Foie Gras Smoked Terrine with Black Truffle, Poteto and Rye(フォアグラのスモークしたテリーヌ、黒トリュフ、ポテトとライ麦)
うわぁ~こう来るか!なんて独り言を言いながら無心に食べてました。
Cauliflower Roasted with Rasisins、Brown Butter, Almonds, and Curry(ローストしたカリフラワー、レーズン、ブラウン・バター、アーモンド、カレー風味)
肉肉女のワタクシ、日頃、野菜はまず食べないのですが・・・
『これはめちゃめちゃ美味い!』
と喉を唸らせたほど美味しかった。
スパイス系もわがままを言うと好きではないので、カレーもあんまり食べへんしー(あくまで、わがままを言うとだけどね)。
でも、これは、このコースの中で1,2を争う美味しさだった。
ここで、ワイン。
今回は2種類入れてくれました。
ご、ご、ご、ごめん・・・
なんやらのどこやらの珍しいワインらしいが・・・
名前が覚えられへん・・・。
Lobster Poached with Burnt Leeks, Bay Leaf, and Meyer Lemon(焦がしたポワロー、ローリエとマイヤー・レモンでポシェしたロブスター)
ポシェ加減、完璧!
この黒いのは、イカ墨をパンに吸わせてドライにさせたものを砕いたような味がした。
考えるよね~。
Squab Roasted with Beets, Onion, and Chocolate Jus(ローストしたスクワブ、ビーツ、玉ねぎ、チョコレートを少し入れたソース)
お肉の焼き加減はもちろんのこと、このチョコレートを少し入れたソースととてもマッチ。
美味しすぎるー。
この赤いビーツのピューレがこれでもか!っていうほど滑らか~。
ブラボー
Triple Creme, Varietions with Pumpkin and Apple(チーズ・コース)
Egg Cream, Orange, Cocoa Nibs, and Seltzer(エッグ・クリームという飲み物)
目の前でこういう風にしてサーバーさんが作ってくれました。
すごく手際がよくって素晴らしい!
Cheese Cake, Cranberry and Lime Crunble(チーズ・ケーキ、クランベリーとライム・クランブル)
Chocolate Mousse with Malt Sorbet, Olive Oil and Meyer Lemon(チョコレート・ムース、モルト・ソルベ、オリーブオイルとマイヤーレモン)
んー。ムースは味を濃厚にするために、ディハイドレイト(乾燥)してるのかな?
えらい甘くて濃厚だった。
やっぱり、ムースは口当たりを楽しむデザート。
滑らかじゃないとな~というのがワタシの意見。
ソルベとかは美味しかったよ。
デザートを食べ終わって、コーヒーとミニャディーズ(コーヒーと一緒に食べる小菓子)
左のは何か忘れた・・・右のは黒トリュフのチョコレート・トリュフ
エスプレッソを飲みながら、
『あー、来てホントに良かったよ~』
って思ってると
な、な、なんと、Eleven Madison Parkのシェフのダニエルさん(Daniel Humm)がワタシのテーブルのほうにテクテクと歩いてこ来られるではないですか!
『え、うそ!うそ!』
なんて思ってると、
『いかがでしたか?』
と話しかけてくださいました。
日頃はシャイなワタシですが、美味しいものを食べてとても幸せな気分だったというのもあるのでしょう、喋る喋る
『とーっても幸せ!今回のNY旅行の最大の目的は、このEleven Madison Park Restaurantへ行って食べることだったんです!私はこちらの11月に発売された料理の本を見て以来、ここで食べてみたいとずっと思っていたんです。だから、夢が叶ってホントに嬉しい!』
『どこから来たんですか?』
『カナダのバンクーバーからです。』
『おー、そんなに遠いところから。』
『あ、でも、飛行機で5時間くらいなので、何てことないです。でも、ホントに美味しかった!私はここに来るまで、ワタシが世界で一番好きなレストランは、フランスのアルザス地方、コルマーにある、30年以上もミシュラン三ツ星を維持している、Auberge d'illだと思ってましたが、今日でそれはこのレストランに変わりました!とても繊細で、軽くて、モダンで、でもクラッシックも忘れていない、そんなここの料理が好きです。ホントに素晴らしかったです!ありがとうございました!』
と言いました。
シェフもこんな熱い客はいないのか、嬉しそうに『ありがとう』と言って、去っていかれました。
まさか、シェフにあって話せると思ってなかったのでホントに嬉しかった!
帰りに、アシスタント・シェフの名刺もちゃんとくれました。(マネージャーさん、忘れてるんじゃないかな~って思ったけどちゃんと覚えてたよービックリ)
このレストランは、料理もさることながら、サービスもとても素晴らしいレストランです。
いいな~やっぱり、ニューヨーク!
I Love NY!
Fumi
by ralamartin
| 2012-02-16 14:01
| 旅行