ニューヨーク旅行記3 Gramercy Tavern
2012年 02月 09日
思いのほか楽しんだ移民博物館。
次に向かった先は
ニューヨークのお友達が薦めてくれた
Gramercy Tavern
(リンクはこちら)
ニューヨークの人気レストランは、前もって予約をしないと入れないことがあるので、このレストランも2週間くらい前にちゃんと予約をしておきました。
食べることに対してはいつも真剣なんだ~
『Tavern』だから、もっとカジュアルな感じかと思ったら、意外にも高級感あるエントランス。
中に入っても高級感があるカジュアルさっていうたら変かな~
うん、なんていうか、気取らなくていい高級感でした。
もちろん、ランチから迷わずテイスティング・メニュー
アミューズ・ブッシュ Sunchoke Flan with Caviar(サンチョークのフラン、キャビア添え)
ワタクシ的にはちょっと味付けが塩っからかったかな。(←キャビアのせいじゃないよ。フランの塩加減)
Nantucket Bay Scallops Beluga Lentils, Apple and Radish(ナンテュケット・ベイのホタテ、ベルガレンズ豆、リンゴとラディッシュ)
レンズ豆の調理加減もバッチリ
ホタテの焼き加減もパーフェクト!
めちゃウマ!
Cardoons Toasted Hazelnuts, Anchovies, Olives and Feta (カーデューン トーストしたへーゼルナッツ、アンチョビー、オリーブ、フェタチーズ)
パンに添えて食べました。
オリーブの味が利いてて、とても美味しかったです。
あと、へーゼルナッツのリッチな味とクランチーな歯ざわりがなかなかよく合ってました。
Striped Bass Toasted Green Wheat, Squash Sauce and Trout Roe (ストリップ・バス トーストした緑色の小麦、かぼちゃのソース、鱒の卵)
ここで事件発生!
ナイフで魚を切って食べようとしたところ・・・
『あれ、ちょっと生っぽくね?』
って、切り口を見ると・・・
やっぱり生焼け!
マグロとかだったら、OKだけど・・・
ストリップ・バスはアカンやろ!
マネージャらしき男性が近くにいたので、手でジェスチャーしたらすぐにワタシのテーブルに来てくれました。
『いかがされましたか?』
『ちょっと言い難いのですが・・・この魚はわざとこういう調理をされてるのですか?私には火があまりにも通ってなさ過ぎる気がするのですが・・・。』
と言うと、血相を変えて、
『これは明らかに火が通っておりません。今すぐシェフに話してきます。もうしわけありません。』
とすぐさまお皿を持ってキッチンの方へ行かれました。
そしてまた、すぐにそのマネージャーらしき人が戻ってきて、平謝り。
またまた丁重にわびてくれました。
わたしもそういうつもりで言ったんじゃないので、逆に申し訳なくなりました・・・。
そして、マネージャーさんが、
『今、新しいストリップバスを焼いておりますので、今しばらくお待ちください。そして、シェフがお詫びにもう一品、新しくメニューに乗せる一品をお客様に食べていただきたいと申しております。お腹の具合(お腹がいっぱいかどうか)はどうですか?』
『ワタシのお腹は底なしです!』
と言っておきました
その後も、ワタシのテーブルを担当していたウェイトレスさんが
『申し訳ありません』
ってお詫び。
北米でここまで謝られたことないよ~っていうくらいお詫びお詫びの連続でした。
しばらくすると、ストリップバスが来ました。
今回は焼き加減もパーフェクト、スクワッシュ・ソースのほんのりした甘さと、テイスティーな小麦のリゾットが融合してとても美味しかったです。
そして、シェフ直々にお詫びのお料理を持ってきてくださいました。
少し喋りましたが、なかなか実直な、自分の料理にプライドを持ってやってる青年だと言うのが分かりました。
こうやって、自分のミスに正面向いて受け入れて、それを自分で修復する。
料理だけじゃなくて、お客さんにも正直で、なかなかワタシはその態度に感心したのです!
いいレストランだって、これだけで思ったよ。
こういう料理人がもっと増えないかな~。
ミスは誰でもする。
でも、要はそれをどう対処するかなのです。
彼はお客さんに面と向かって詫びて、自分のミスを修復した、その心意気にワタシは感動いたしました。
↓シェフが持ってきてくれたお詫びの料理
Braised Beef Cannelloni(ブレゼした牛のカネロニ)
あまりにも興奮してて、写真を撮るのを忘れていたので、ちょっと食べかけになっておりますー
自分たちがちゃんと手作りで作ったパスタって分かるほど薄く延ばしたパスタ。
やっぱり、手作りの生パスタは最高!
ブレゼ肉がとても味わい深くて力強い味でした☆
食べ終わった後、シェフがまた来て、感想を聞きに来られました。(←こういうところもすごい!熱いシェフだね!』¥
『とっても力強い味で美味しかった!ソースが普通のブレゼとは違う味がしたような気がするんだけど・・・何を使ってますか?』
と聞いたら
『ビネガー。』
と仰ってました。
なるほどーって思ったひと時でした。
Guinea Hen Roasted Roots(ギニア鶏、根菜のロースト)
小さい逆さまチーズケーキ、カシス・ソルベ
ラブリー
ワタシがバンクーバーでペーストリー・シェフをやってるって言ったら、デザートを3つも持ってきてくれました。
さっき、『ワタシのお腹は底なしよ!』って調子のいいことを言ったからだ・・・。
ココナッツとパッションフルーツのデザート
やっぱり、トロピカル・フルーツとココナツの味は相性がいいねー
温かいチョコレート・ブレッド・プディング、ココアニブ・アイスクリーム
男の人が好きそうなデザート。
しっとりしてとて美味しかったです。
ココアニブ・アイスクリームは今ひとつだったかな。
ポシェした洋ナシ、アイスクリーム
これが一番美味しかった!
シンプルな味でワタシ好みのデザートでございました。
ランチなのに、このレストランはコーヒーと一緒にミニャディスもでたよー!
ちょっとしたトラブルがあったけど、でも、それがマイナスから超プラスに変わって、もっと感動のあるレストランに変わりました。
ホント、ミスもシェフやマネージャーさん、ウェイトレスさんのケアーや対処によって、こんなにもプラスに変わる、そんなことを見せ付けられたレストランでございました。
ホント、ちゃんとしてるレストラン!
今度、また、ニューヨークに来たときには絶対に行くし、お友達にもニューヨークに行く人がいたら絶対に薦めます!
Fumi
次に向かった先は
ニューヨークのお友達が薦めてくれた
Gramercy Tavern
(リンクはこちら)
ニューヨークの人気レストランは、前もって予約をしないと入れないことがあるので、このレストランも2週間くらい前にちゃんと予約をしておきました。
食べることに対してはいつも真剣なんだ~
『Tavern』だから、もっとカジュアルな感じかと思ったら、意外にも高級感あるエントランス。
中に入っても高級感があるカジュアルさっていうたら変かな~
うん、なんていうか、気取らなくていい高級感でした。
もちろん、ランチから迷わずテイスティング・メニュー
アミューズ・ブッシュ Sunchoke Flan with Caviar(サンチョークのフラン、キャビア添え)
ワタクシ的にはちょっと味付けが塩っからかったかな。(←キャビアのせいじゃないよ。フランの塩加減)
Nantucket Bay Scallops Beluga Lentils, Apple and Radish(ナンテュケット・ベイのホタテ、ベルガレンズ豆、リンゴとラディッシュ)
レンズ豆の調理加減もバッチリ
ホタテの焼き加減もパーフェクト!
めちゃウマ!
Cardoons Toasted Hazelnuts, Anchovies, Olives and Feta (カーデューン トーストしたへーゼルナッツ、アンチョビー、オリーブ、フェタチーズ)
パンに添えて食べました。
オリーブの味が利いてて、とても美味しかったです。
あと、へーゼルナッツのリッチな味とクランチーな歯ざわりがなかなかよく合ってました。
Striped Bass Toasted Green Wheat, Squash Sauce and Trout Roe (ストリップ・バス トーストした緑色の小麦、かぼちゃのソース、鱒の卵)
ここで事件発生!
ナイフで魚を切って食べようとしたところ・・・
『あれ、ちょっと生っぽくね?』
って、切り口を見ると・・・
やっぱり生焼け!
マグロとかだったら、OKだけど・・・
ストリップ・バスはアカンやろ!
マネージャらしき男性が近くにいたので、手でジェスチャーしたらすぐにワタシのテーブルに来てくれました。
『いかがされましたか?』
『ちょっと言い難いのですが・・・この魚はわざとこういう調理をされてるのですか?私には火があまりにも通ってなさ過ぎる気がするのですが・・・。』
と言うと、血相を変えて、
『これは明らかに火が通っておりません。今すぐシェフに話してきます。もうしわけありません。』
とすぐさまお皿を持ってキッチンの方へ行かれました。
そしてまた、すぐにそのマネージャーらしき人が戻ってきて、平謝り。
またまた丁重にわびてくれました。
わたしもそういうつもりで言ったんじゃないので、逆に申し訳なくなりました・・・。
そして、マネージャーさんが、
『今、新しいストリップバスを焼いておりますので、今しばらくお待ちください。そして、シェフがお詫びにもう一品、新しくメニューに乗せる一品をお客様に食べていただきたいと申しております。お腹の具合(お腹がいっぱいかどうか)はどうですか?』
『ワタシのお腹は底なしです!』
と言っておきました
その後も、ワタシのテーブルを担当していたウェイトレスさんが
『申し訳ありません』
ってお詫び。
北米でここまで謝られたことないよ~っていうくらいお詫びお詫びの連続でした。
しばらくすると、ストリップバスが来ました。
今回は焼き加減もパーフェクト、スクワッシュ・ソースのほんのりした甘さと、テイスティーな小麦のリゾットが融合してとても美味しかったです。
そして、シェフ直々にお詫びのお料理を持ってきてくださいました。
少し喋りましたが、なかなか実直な、自分の料理にプライドを持ってやってる青年だと言うのが分かりました。
こうやって、自分のミスに正面向いて受け入れて、それを自分で修復する。
料理だけじゃなくて、お客さんにも正直で、なかなかワタシはその態度に感心したのです!
いいレストランだって、これだけで思ったよ。
こういう料理人がもっと増えないかな~。
ミスは誰でもする。
でも、要はそれをどう対処するかなのです。
彼はお客さんに面と向かって詫びて、自分のミスを修復した、その心意気にワタシは感動いたしました。
↓シェフが持ってきてくれたお詫びの料理
Braised Beef Cannelloni(ブレゼした牛のカネロニ)
あまりにも興奮してて、写真を撮るのを忘れていたので、ちょっと食べかけになっておりますー
自分たちがちゃんと手作りで作ったパスタって分かるほど薄く延ばしたパスタ。
やっぱり、手作りの生パスタは最高!
ブレゼ肉がとても味わい深くて力強い味でした☆
食べ終わった後、シェフがまた来て、感想を聞きに来られました。(←こういうところもすごい!熱いシェフだね!』¥
『とっても力強い味で美味しかった!ソースが普通のブレゼとは違う味がしたような気がするんだけど・・・何を使ってますか?』
と聞いたら
『ビネガー。』
と仰ってました。
なるほどーって思ったひと時でした。
Guinea Hen Roasted Roots(ギニア鶏、根菜のロースト)
小さい逆さまチーズケーキ、カシス・ソルベ
ラブリー
ワタシがバンクーバーでペーストリー・シェフをやってるって言ったら、デザートを3つも持ってきてくれました。
さっき、『ワタシのお腹は底なしよ!』って調子のいいことを言ったからだ・・・。
ココナッツとパッションフルーツのデザート
やっぱり、トロピカル・フルーツとココナツの味は相性がいいねー
温かいチョコレート・ブレッド・プディング、ココアニブ・アイスクリーム
男の人が好きそうなデザート。
しっとりしてとて美味しかったです。
ココアニブ・アイスクリームは今ひとつだったかな。
ポシェした洋ナシ、アイスクリーム
これが一番美味しかった!
シンプルな味でワタシ好みのデザートでございました。
ランチなのに、このレストランはコーヒーと一緒にミニャディスもでたよー!
ちょっとしたトラブルがあったけど、でも、それがマイナスから超プラスに変わって、もっと感動のあるレストランに変わりました。
ホント、ミスもシェフやマネージャーさん、ウェイトレスさんのケアーや対処によって、こんなにもプラスに変わる、そんなことを見せ付けられたレストランでございました。
ホント、ちゃんとしてるレストラン!
今度、また、ニューヨークに来たときには絶対に行くし、お友達にもニューヨークに行く人がいたら絶対に薦めます!
Fumi
by ralamartin
| 2012-02-09 13:52
| 旅行