バンクーバーに移住してかれこれ14年。ひょんなことから、パティシエになりました。日々のできごと、料理、もちろん、スィーツの紹介。


by ralamartin
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ニューヨーク旅行記3 Gramercy Tavern

思いのほか楽しんだ移民博物館。

次に向かった先は

ニューヨークのお友達が薦めてくれた

Gramercy Tavern
(リンクはこちら
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ニューヨークの人気レストランは、前もって予約をしないと入れないことがあるので、このレストランも2週間くらい前にちゃんと予約をしておきました。

食べることに対してはいつも真剣なんだ~004.gif

『Tavern』だから、もっとカジュアルな感じかと思ったら、意外にも高級感あるエントランス。
中に入っても高級感があるカジュアルさっていうたら変かな~
うん、なんていうか、気取らなくていい高級感でした。

もちろん、ランチから迷わずテイスティング・メニュー066.gif064.gif066.gif

056.gifアミューズ・ブッシュ  Sunchoke Flan with Caviar(サンチョークのフラン、キャビア添え)
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ワタクシ的にはちょっと味付けが塩っからかったかな。(←キャビアのせいじゃないよ。フランの塩加減)

064.gifNantucket Bay Scallops Beluga Lentils, Apple and Radish(ナンテュケット・ベイのホタテ、ベルガレンズ豆、リンゴとラディッシュ)
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レンズ豆の調理加減もバッチリ049.gif
ホタテの焼き加減もパーフェクト!
めちゃウマ!

064.gifCardoons  Toasted Hazelnuts, Anchovies, Olives and Feta (カーデューン トーストしたへーゼルナッツ、アンチョビー、オリーブ、フェタチーズ)
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パンに添えて食べました。
オリーブの味が利いてて、とても美味しかったです。
あと、へーゼルナッツのリッチな味とクランチーな歯ざわりがなかなかよく合ってました。

064.gifStriped Bass Toasted Green Wheat, Squash Sauce and Trout Roe (ストリップ・バス トーストした緑色の小麦、かぼちゃのソース、鱒の卵)
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ここで事件発生!013.gif
ナイフで魚を切って食べようとしたところ・・・
015.gif『あれ、ちょっと生っぽくね?』
って、切り口を見ると・・・
やっぱり生焼け!
マグロとかだったら、OKだけど・・・
ストリップ・バスはアカンやろ!
マネージャらしき男性が近くにいたので、手でジェスチャーしたらすぐにワタシのテーブルに来てくれました。

048.gif『いかがされましたか?』
018.gif『ちょっと言い難いのですが・・・この魚はわざとこういう調理をされてるのですか?私には火があまりにも通ってなさ過ぎる気がするのですが・・・。』

と言うと、血相を変えて、

048.gif『これは明らかに火が通っておりません。今すぐシェフに話してきます。もうしわけありません。』

とすぐさまお皿を持ってキッチンの方へ行かれました。

そしてまた、すぐにそのマネージャーらしき人が戻ってきて、平謝り。
またまた丁重にわびてくれました。
わたしもそういうつもりで言ったんじゃないので、逆に申し訳なくなりました・・・。

そして、マネージャーさんが、
048.gif『今、新しいストリップバスを焼いておりますので、今しばらくお待ちください。そして、シェフがお詫びにもう一品、新しくメニューに乗せる一品をお客様に食べていただきたいと申しております。お腹の具合(お腹がいっぱいかどうか)はどうですか?』

018.gif『ワタシのお腹は底なしです!』
と言っておきました003.gif

その後も、ワタシのテーブルを担当していたウェイトレスさんが
『申し訳ありません』
ってお詫び。

北米でここまで謝られたことないよ~っていうくらいお詫びお詫びの連続でした。

しばらくすると、ストリップバスが来ました。

今回は焼き加減もパーフェクト、スクワッシュ・ソースのほんのりした甘さと、テイスティーな小麦のリゾットが融合してとても美味しかったです。

そして、シェフ直々にお詫びのお料理を持ってきてくださいました。
少し喋りましたが、なかなか実直な、自分の料理にプライドを持ってやってる青年だと言うのが分かりました。
こうやって、自分のミスに正面向いて受け入れて、それを自分で修復する。
料理だけじゃなくて、お客さんにも正直で、なかなかワタシはその態度に感心したのです!
いいレストランだって、これだけで思ったよ。
こういう料理人がもっと増えないかな~。
ミスは誰でもする。
でも、要はそれをどう対処するかなのです。
彼はお客さんに面と向かって詫びて、自分のミスを修復した、その心意気にワタシは感動いたしました。

↓シェフが持ってきてくれたお詫びの料理
064.gifBraised Beef Cannelloni(ブレゼした牛のカネロニ)
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あまりにも興奮してて、写真を撮るのを忘れていたので、ちょっと食べかけになっておりますー040.gif
自分たちがちゃんと手作りで作ったパスタって分かるほど薄く延ばしたパスタ。
やっぱり、手作りの生パスタは最高!
ブレゼ肉がとても味わい深くて力強い味でした☆

食べ終わった後、シェフがまた来て、感想を聞きに来られました。(←こういうところもすごい!熱いシェフだね!』¥
『とっても力強い味で美味しかった!ソースが普通のブレゼとは違う味がしたような気がするんだけど・・・何を使ってますか?』
と聞いたら
『ビネガー。』
と仰ってました。
なるほどーって思ったひと時でした。

064.gifGuinea Hen Roasted Roots(ギニア鶏、根菜のロースト)
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064.gif小さい逆さまチーズケーキ、カシス・ソルベ
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ラブリー016.gif

ワタシがバンクーバーでペーストリー・シェフをやってるって言ったら、デザートを3つも持ってきてくれました。

さっき、『ワタシのお腹は底なしよ!』って調子のいいことを言ったからだ・・・。

064.gifココナッツとパッションフルーツのデザート
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やっぱり、トロピカル・フルーツとココナツの味は相性がいいねー043.gif

064.gif温かいチョコレート・ブレッド・プディング、ココアニブ・アイスクリーム
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男の人が好きそうなデザート。
しっとりしてとて美味しかったです。
ココアニブ・アイスクリームは今ひとつだったかな。

064.gifポシェした洋ナシ、アイスクリーム
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これが一番美味しかった!
シンプルな味でワタシ好みのデザートでございました。

ランチなのに、このレストランはコーヒーと一緒にミニャディスもでたよー!
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ちょっとしたトラブルがあったけど、でも、それがマイナスから超プラスに変わって、もっと感動のあるレストランに変わりました。

ホント、ミスもシェフやマネージャーさん、ウェイトレスさんのケアーや対処によって、こんなにもプラスに変わる、そんなことを見せ付けられたレストランでございました。

ホント、ちゃんとしてるレストラン!

今度、また、ニューヨークに来たときには絶対に行くし、お友達にもニューヨークに行く人がいたら絶対に薦めます!

Fumi
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Commented by precioushearts at 2012-02-10 03:01
素敵なレストランですね。
そこで働く一人一人がプライドを持ち、お客さんの事を考えていて。
おいしい料理がますますおいしくなりますね。
それにしてもFumiさん、一人でいただいたとは思えないほどの品数じゃないですか。どれもおいしそう〜!
本当にFumiさんのお腹は底なしですね☆
Commented by midasjenny at 2012-02-10 09:01 x
待ってましたぁ〜、レストラン編。「食べる事にはいつも真剣」私もそう〜〜。食べる事だけは何時も真剣よ〜(笑)。お料理もさるものながら、やはりトップクラスのサービス。これがレストランを物語るよね。おまけでサーブされた牛のカネロニ、めちゃ美味しそうじゃん!!バンクーバーのパティシェと分かって、デザート食べて欲しかったんでしょうねぇ(笑)。やはり、レストランは料理だけではなく、トータルで勝負よね。そんなレストラン、バンクーバーには何軒あるだろ? ここ、次回NYに行く事があれば、是非行きます!
Commented by pandakoaki at 2012-02-10 10:31
こういう経験て、ドラマティックですねー。逆に全部パーフェクトに進んでしまったいたら、ここまで印象が残らなかったのではないでしょうか。Fumiさんの鋭いつっこみに、「こ奴、ただ者ではないな!」と、お店の方も思ったことでしょう。料理人VS料理人の熱いものを感じました。シェフの謙虚な姿、私も見習わなきゃです。
『実るほど頭を垂れる稲穂かな」』ですね♪
Commented by aya at 2012-02-10 15:51 x
あ、レストラン編がはじまってる~♪ どれもおいしそう!!
3皿目のオリーブとアンチョビの、特に食べたい~♪
それにしてもたっくさん食べたねー、Fumiさん(笑) 底なしなだけあるわ~(笑)

ほんとすごくいいレストランだねー。そうそう、トラブル対処が一番大事。サービス業も一緒よん。サービスリカバリーをちゃんとしたら、普通にトラブルなく満足して帰って人より約倍の確率でリターンするんだよ。それだけ大事。それがしっかりできるこのレストラン、いいとこだねー。私も是非いってみたいわぁ♪

次はどこのレストランがのるんか楽しみ~★
Commented by lilia109 at 2012-02-11 12:20
ええ話やーーーー。
長年サービス業をしてると、やはりどこへ行っても厳しい目になってしまいますが、Fumiさんの仰る通り、ミス自体が問題では無く「その後どうフォロウするか」なんですよねえー。
これはマニュアル好きな日本人より、外国での方がとても気持ち良い対応してくれると思います。
イキで、、エスプリ効いてて、、、。なかなか出来ないですよね。
やはり仕事のみならず、私生活においても、仲間がいたり思いやる気持ちが無ければ、鍛錬出来ませんヨ。
NYで、わたくしが行ったレストランで素敵&素晴らしいと思ったのは、グリニッジビレッジのGOTHAMというレストラン。
http://lilia109.exblog.jp/8689315/
行ったのは4年前かあ、、、。
またNY行きたいなーー。

来週からは、インドネシアに行って来ますウー。
Commented by ralamartin at 2012-02-12 22:19
Preciousheartsさんへ~
本当に、ミスをこういう迅速な、そして正直な素直な対応によって、お客様のマイナスな気持ちをプラスの気持ちに帰ることができるんだということを学ばせていただいたひと時だったと思います。
うちの若いのにもこういうことを教えていかないとな、と思いました。
ミスは誰でもするんです。
それをどう対処するかをちゃんと心得ていたレストラン。
そういう会社の方針なのか、それともレストランのシェフとマネージャーがそういう方針なのか。
ホント、気持ちがよかったです!
ホント、すごい食べてますね(笑)。
疲れてないと、食欲がすごいんですー(笑)。
Fumi
Commented by ralamartin at 2012-02-12 22:26
ジェニーさんへ~
『ジェニーさんのリクエストに答えて早くレストラン編を書かないとー!』と思いながら、やっと書きました。
まだまだ食べ物編、ありますので。
簡単な食べ物からレストランまで。
ワタシがニューヨークが好きな理由は、やっぱり、美味しいレストランや食べ物がすごく多いことにあると思うんです!
やっぱり、レストランって食べ物もさることながら、やはり、サービスにあると思うんですよね。
ぶっちゃけ、一流のところは、食べ物よりもサービスなのでは・・・。
この、牛肉のブレゼのカネロニ、うんうん、ジェニーさん好み!
次回、作らせていただきますよ!
やっぱり、熱いシェフは生パスタですよ。
とても、パッションを感じるレストランでございました。
ああ~、ニューヨークに帰りたいーっ。(食べに)
Fumi
Commented by ralamartin at 2012-02-12 22:33
Pandakoakiさんへ~
ホント、ちょっと、『えっ?こんな初歩的なミス、やらかすか?』と一瞬思ったのですが、あのマネージャーの対処と、シェフの対処が全てを払拭して、プラスの方向へ。
ホント、サービス業の鏡です。
ドラマみたいですね。
大体のレストランなら、ちょっと謝って、デザートをタダでくれるとか、チャージしないとか、面と向かって対応しないけど、ここは、面と向かってお客様と対応。
それが、気持ちよかった~。
ほんと、心のこもった、お客様をなめていない、サービスをしてくれました。
『実るほど頭を垂れる稲穂かな」』、ほんとそうです!
偉いシェフほど、こういう人が多いんです!
見習わなければですね。
Fumi
Commented by ralamartin at 2012-02-13 02:23
Ayaちゃんへ~
レストラン編、いっぱいあるから、これから(笑)
ほんま、いっぱい食べてるね~私(笑)。
でも、気持ちがいいサービスだから、雰囲気に呑まれて食べちゃうのよね~。
疲れてると食欲がなくなるけど、バケーション中だったから食欲もすごかったんだと思う~。
やっぱり、サービスやアフターケアーはどんな商売でもKeyよね。
やっぱり人間同士の商売だからさ~、プロダクトのクオリティーだけ抜群でも、それについてくるものがいい加減だと、アウト。
ひゃ~、毎回、いろいろと学ばせてもらうね~。
Fumi
Commented by ralamartin at 2012-02-13 02:34
Liliaさんへ~
そうですよね~。
サービス業をしてると、ちょっと厳しい目で見てしまうの、分かります!
ワタシも元サービス業をしていたのと、あと、今は裏方でやってるので、やはり両方ともちょっとシヴィアに見てしまいます。
マニュアル化されてる日本、そのほうが楽ですが、頭を使わないので、心からのわびが見えないのと、あと、想像力が欠けてロボットみたいになりますね。
やはり、お客様の気持ちになるっていう想像力って大事だと思います。こういうことをされたらどう思うかとか、どうやったら気持ち良い気持ちで帰っていただけるかとか・・・。
サービス業って、ホントにお客様を掴むのが難しい、でも、ちょっとしたミスでお客様を逃すのもたやすい。だから、やはり、Liliaさんがおっしゃるように、ミス自体が問題ではなく、その後の対処。気持ち良い気持ちで帰っていただけたら、その人も
周りの人にこういうことがあったけど、こういう対処をしてもらって、気持ちよかったよ~って話をどこかでするでしょうし。。。
やはり、人間同士なのですよね。
やはり、その人の気持ちになるって大切だと思いますー。
(続く→)
Commented by ralamartin at 2012-02-13 02:36
後でLiliaさんのNY旅行記も読ませていただきますね。
今度はインドネシアですか?
いいですね~。マッサージとか受けたいですー。
インドネシアはバリに2回行ったことがあります。
とってもピュアで好きでした~。
ああ、また、行きたいな~。
アジアもいいですね♪
旅行記、楽しみにしてますー!
Fumi
Commented by 金魚 at 2012-02-13 12:43 x
うわぁ、美しいお料理の数々!
みんなが行ってはるように、これを一人でごっちゃんになったFumiさんの胃袋にあっぱれやわ。
それにしてもシェフの真摯な態度には心を打たれるね。
自分の非を認めない人が多い北米では、なかなかみられない行動。プロフェッショナリズムを感じるわ~。

レストラン日記続編も楽しみにしてるでー
Commented by ralamartin at 2012-02-14 01:36
金魚ちゃんへ~
NY、好っきゃ~~~。
一番の理由って、やっぱり、美味しいレストランが数え切れへんくらいあることにあると思うねん!
サービスも良いし。
住みたいー。
もう、雰囲気に酔ってたし、サービスが気持ちよかったから、バクバク食べてしまったわ。
ホンマ、自分のミスとか認めないやからが多い北米では、こんな人たち、見ないよねー。
ワタシも正直、ここまでしてくれるって思ってなかったから(せいぜい、サービスのデザートとかそういうんかと思ってた)、ビックリした。
こういう態度は気持ちがいいね。うん、職人や!
レストラン&食べ物編、まだまだ出てくるよ~。
Fumi
by ralamartin | 2012-02-09 13:52 | 旅行 | Trackback | Comments(13)